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学校のいじめについて①

講師ブログ 学校のいじめについて①

いじめについて

教室長の丸山渉です。ある地域の小学校で起こった“いじめ”事案に関して、保護者の方から「教育委員会」との話し合いに同席してほしいとの要請を受け、話し合いに同席してきました。

事案自体ここでは言及できませんが、話の流れで、先生たちの受けてきた研修の話になり、「毎年のように教員研修の中でいじめは取り扱われているのに、効果的な対応が確立されていないのはなぜか?」「また研修ではどんなことがおこなわれているのか?」と少し踏み込んだ質問をしてみましたが、あまりはっきりした回答はなく、「それぞれのケースに慎重に対処せざるを得ない」とのことでした。

当事者それぞれの問題、中にはプライバシーにかかわる問題などあり、一朝一夕に結論に到達するものではないことはよく理解できます。教職員・保護者・いじめに直接係わっていない児童生徒は第三者(傍観者)になりますが、教員は教員という職務の中での第三者として、つまりは職権として何が出来るかを前提に動いているので、基本的には指示された以上のことはしない、いじめかどうかの判断も基本的には教育委員会が行う。

いじめに直接的に関わりのない保護者の方はいじめに対するそれぞれのスタンスで様々なことを感じられるでしょう。ご自身が児童生徒の時にいじめを見聞きしてきた中で、どれほどの方がいじめ問題と真剣に向き合ってきたのでしょうか?

大人にとっていじめはハラスメントとして扱われていますが、私たちの社会はまだまだハラスメントに寛容であるように感じます。大人がいじめをやめない中、子どもにいじめはダメと諭すことは難しいと考えます。

いじめに関してはまだまだ、言及しなければならないことが多いですが、次回以降に改めて言及していきたいと思います。



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