発達障害の子供を注意する時や叱る時の注意点 〜カリギュラ効果とは?〜
講師ブログ個別指導塾にらいかない塾長 松原です。
「カリギュラ効果」という心理現象をご存知でしょうか??
簡単に説明すると「禁止されることによって、気になって行いたくなってしまう」という心理現象です。例えば閲覧禁止と書いてあると反対に見たくなることや、立ち入り禁止と書いてあるとその場所が気になってしまう、といったことがあげられます。大人にも当てはまる心理現象です。
この心理現象を発達障害の子供を注意する時や叱る時に当てはめると、「やめなさい!」「静かにしなさい!」などの声掛けはかえって子供の行動を助長する可能性がある、ということになります。
特に発達障害の子供は、定型発達の子供に比べて学校などで注意や叱られる場面が往々にしてあります。そのため、自己肯定感や自尊心が低いことが多い発達障害の子供に対して、上記のような声掛けは、否定されるような心証を与える可能性もあるのでなるべく避けた方が良いかもしれません。
次回は実際にどのような声掛けをするのが良いのか書きたいと思います。