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就学相談で相談員からの暴言に人権救済

講師ブログ 就学相談で相談員からの暴言に人権救済

就学相談で相談員からの暴言に人権救済

 

個別指導塾にらいかない 教室長 丸山渉です。

先日、『「学校に入れてやらんぞ」 障害のある子の就学相談で「人権侵害された」、尼崎の親子ら2組が救済申し立て』この様なニュースが飛び込んできました。またかと残念な気持ちになりました。 発達障害児の保護者さんが就学相談に訪れた際の出来事とのこと、以下に記事のリンクを貼っておきます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/db5e26814cbb1e908b74c5f488e939d451910968

この種の発言の問題点を2つ程あげると

①相談員に学校に入れる入れないの決定権限はそもそもない。経緯の如何に問わず、発言は法的根拠のない発言。

②「支援学級に行かなければ支援が受けられません。」等の発言は実態を表しているといえなくもないが、その背景にあるのは、支援学校・支援学級・普通級を選んだ時の児童一人当たりの公的教育費の配分による差が年間、最大で600万円程になるという制度側の問題がある。

 今回のケース以外でも、「招来を考えると、支援学校」「友達を作れない(いじめられる)」等々、何の根拠からの発言か解らないものや、実態を踏まえての発言だとしても、学校側の問題をそのまま当事者に伝え改善の努力を放棄して、当事者に問題を回避することを迫るケースが見受けられます。

 「将来~」はよく聞く発言ですが、支援学校に行った方のその後がどうなっているのか?また、支援・普通学級を選択した方がその後、どうしているのかは?学校卒業時点の調査までしかなく、20・30・40以上になった時の追跡調査は存在しない。にも拘らず、将来と軽々に発言しているケースが多と感じています。

いずれにせよ、子ども達にとっては大変重要な選択をする局面で、根拠も配慮もない発言に憤りを覚えます。



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