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国立市中学校公開授業

講師ブログ

個別指導塾にらいかない 教室長の丸山渉です。

4/23(水)国立市内の中学校の公開授業の視察に保護者さんから誘われて参加してきました。保護者さん3名、東大バリアフリー教育開発研究センター所属の大学院生2名、私と少し大人数だったので、学校にはご迷惑おかけしたかもしれません。  見学の目的は知的障害のある生徒さんで普通級に在籍している児童と支援級に在籍している児童の様子を見ることでした。    1限目は1年生の国語、詩の文法的解説だったためか、生徒さんは皆さんとても静かで落ち着いていました。詩の面白さなどが伝わりにくい授業だったかな。

 2限目は3年生の音楽、腹式呼吸の説明実演の授業でしたが、発声する段階になると生徒さんたちの生き生きとした様子が見て取れました。途中から2年生の地理の授業を見学、GPIの説明で、PCを使って地図を確認しながらの授業、PC操作に一生懸命な生徒さんが多かったですね。

 3限目は3年生の歴史、明治時代の産業革命、よくある穴埋めのプリントではなく、記述させる形でした。授業水準の高さに驚きましたが、問いに対して、近くのクラスメイトと相談する形だったことは良かったと思います。それでも、授業についていけていないかな、と思える生徒数は気になりました。  途中から支援級の英語、ALT(おそらくカナダの方かな)の方が自分に対する質問を考えさせる授業をしていました。この日見た授業では断トツに良かった授業です。

 4限目、1年生の美術、自己紹介のスライド作成、やや形式的なことが気になりました。途中、3年生の授業見学に異動すると、顔見知りの生徒さんが調子を崩して別室で過ごしていました。声をかけると少し元気を取り戻してくれた様子。教室補助の方(国立市ではスマイリースタッフ)とも少し会話をさせてもらいましたが、数年前よりその生徒の為にどのような支援が良いのかなどを積極的に意見しておられる様子が伺えました。

 支援が必要な生徒さんに補助員が付くようになって久しいですが、最も近い距離で学校生活を支えてくれている支援員の方の気づき等を支援の在り方に反映できないことは、折角マンパワーを投入することができているのに、支援の機能性を上げることが出来ず、勿体ないと思っていたので、良い傾向かなと思います。  まだまだ、普通級で過ごす支援を必要としている生徒・児童にとっては不十分な形であることは自明だと思います。従って、常にその支援の在り方を問う姿勢は重要です。

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