学力を伸ばす工夫②
講師ブログ学力を伸ばす工夫(2)
発達障害の方の中で、注意力が散漫な方・集中力が続かない方におすすめな学習法
数理感覚を養う
個別指導塾にらいかない 教室長丸山渉です。数理感覚とは、小学生くらいでは、50+50=100なので、50以上の二つの数を足した時にその答えは100以上の数になることが、感覚的に理解できていることです。 数字を覚えていく上でも、10進法の特性、1の位の数は1つずつ増えていくのだから次の数は○○と頭に浮かぶ感覚があれば、10進法の特性も理解しやすく、繰り上がりのことも感覚的な理解から、理論的理解へと繋がりやすいです。
感覚を養う為には、既に多くの学校でも取り組んでいるドリル式で感覚を養うことが一般的ですが、ドリル式では単純作業をこなす感覚にも陥ってしまう弊害もあり、数理感覚を養うに至らないことがあります。 そこで、数字を道具として使えることを覚えてほしいのです。 例えば、18-8と18-9という計算ですが、丁寧な計算をすることも重要ですが、二つの計算の違いに着目して、18-8=10、18-9は引く数が1増えているので、答えは、18-8の答え10より、1少ない9になるはず、との仮定を立てること、これは、18-8=10を道具として使うこと、また、8・9・10といった数を道具として使うことの練習になります。 ドリル式で数理感覚を養っていく子は、20問の内、似た数字の計算では、先に解いた問題をうまく利用して仮定を立てて、次の計算を解いたりと、一見横着に見える工夫をしたりします。 算数・数学では横着して見ることで、解ることもあります。横着するなら、するなりにしっかりした理論に基づいた横着を出来るようにしてゆくことで、困ったときに立ち返る理論・定義を理解することにも繋がります。