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人の動かし方 応用行動分析学の視点

講師ブログ 人の動かし方 応用行動分析学の視点

個別指導塾にらいかない塾長の松原です。

12月1日のセミナーにて撹上先生が「人の動かし方」についてお話されていましたが、その話について私の考えを交えながら書いていきたいと思います。

 

人(子供)の動かし方は大きく4つに分類できます。

①報酬の付与

➁罰の付与

③報酬の消失

④罰の消失

*報酬や罰という言い方は本来はふさわしくなく、専門的には報酬は強化子や好子、罰は弱化子や嫌子という言い方にシフトしていますが、ここではわかりやすく報酬と罰という言い方で書いていきます。

 

①報酬の付与

その名のとおり「報酬を与えて動いてもらう」という意味です。

例えば、「コンビニに買い物に行ってくれない?好きなジュースやお菓子を買ってもいいから」

このように【コンビニに行く】というおこなって欲しい行動に対して【ジュースやお菓子】を報酬として与え動いてもらう、ということになります。

人に動いてもらいたい時に一番使っているのではないでしょうか。

 

➁罰の付与

こちらは①とは反対に「嫌なことや、したくないことを与えて(与えようとする)動いてもらう」という意味です。

例えば、「宿題をやりなさい。しないとお父さんに怒られちゃうよ」

このように【宿題をする】というおこなって欲しい行動に対して【お父さんに怒られる】という本人にとって嫌なことを伝えて動いてもらうということになります。

*「車のスピードを出さない。なぜなら白バイに捕まって罰金を払う可能性があるから。」

こういったことも「➁罰の付与」に分類されるかと思います

 

③報酬の消失

こちらは①の逆で、「報酬を無くす(取り上げる)ことによって動いてもらう」という意味になります。

例えば、「明日は早起きしなさい 早く起きないと仮面ライダーの映画に間に合わないよ」

このように【早く起きる】というおこなって欲しい行動に対して【仮面ライダーの映画が見れない】、という本人にとって楽しみなことがなくなることを伝えて動いてもらうということになります。

④罰の消失

こちらは➁の逆で、「嫌なことや、して欲しくないことを無くすことによって動いてもらう」という意味になります。

例えば、「おもちゃの片付けをしなさい。してくれれば食器洗いをしなくていいよ。」

このように【おもちゃの片付け】というおこなって欲しい行動に対して【食器洗い】という本人にとって嫌な行動を無くすことによって動かすということになります。(食器洗いはあくまで例です、食器洗いが好きな人もいると思います。本人がその行動が嫌だと思ってなければ効果はありません)

このように人に動いてもらうための分類を4つ書かせていただきました。このように応用行動分析学は行動を促すのに効果的です。しかし、その反対にデメリットも存在します。その内容については今度説明しようかと思います。



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