「生きる力」を育むということ ― 学習の土台にあるもの
講師ブログこんにちは!
新学年がスタートして1か月。新しい環境の中で、子どもたちは懸命に適応しようとしています。
しかし、中学生活で求められる「自己管理」の壁にぶつかり、戸惑っている子も少なくありません。
今、私たちが向き合うべき大切な視点を整理しました。

1. 勉強よりも大切な「生きる力」
学校への行き渋りがあるお子さんも含め、今、優先すべきは学校に行くことや良い成績を取ることではありません。
どんな状況にあっても、自分らしく前を向いて歩んでいく「生きる力」を育むこと。
これこそが、長い目で見たときに何よりの土台となります。
2. 「分かっているのにできない」の背景
雑誌『発達教育』でも紹介されていましたが、思春期は脳の「アクセル」と「ブレーキ」のバランスが不安定な時期です。
特に発達特性がある場合、計画立案や誘惑のコントロールを司る「実行機能」の発達がゆるやかであることも少なくありません。

3. 「先回り」から「仕組みづくり」へ
大人が先回りして声をかけすぎると、子どもが失敗から学ぶ機会が失われてしまいます。
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失敗を責めない
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視覚的なメモなど「自分で気づける工夫」を取り入れる
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大人も一緒に試行錯誤する
このように、本人が自立して動けるような「環境設定」を整えることが、成長への近道となります。
子どもたちは皆同じではなく、一人ひとりが自分らしいペースで成長しています。
新しい学年になり環境が変わったことで、お子さんの「できること」や「できないこと」も新たに見えてきているのではないでしょうか。
「できないこと」に直面したとき、それが本人の特性によるものなのか、あるいはこれから乗り越えていけるものなのかを、私たち大人が見極めることが大切です。
失敗も貴重な経験のひとつとして、子どもたちが安心して失敗から学べるよう、一歩一歩の成長を温かく見守り、一緒に試行錯誤をしていきましょう。

個別指導塾にらいなかいが大切にする「生きる力」
にらいかないに通ってきている子どもたちは、一人ひとりが豊かな特性を持っています。
塾として勉強の習慣を身につけることはもちろん大切な役割ですが、私たちがそれ以上に大切にしたいと考えているのが「生きる力」を育むことです。
例えば、将来高校へ進学する際、多くのお子さんは公共交通機関を使って通学することになります。
● 一人で電車やバスを乗り継ぐことはできるか?
●満員電車の圧迫感に耐えられるか?
● 遅延や運休といったトラブル時に、自分で判断して対処できるか?
これらは一朝一夕に身につくものではありません。
また、通学路での音や臭いといった感覚の特性があるお子さんにとっては、より丁寧な準備と経験が必要です。
にらいかないでは、まずは「一人で塾に来られるようになる」という一歩から、スモールステップでサポートしていきたいと考えています。

学校に行くことだけが「学び」ではない
現在、学校をお休みしているお子さんも多く通ってきてくれています。
塾に来ること自体が、社会との繋がりを持ち、視野を広げる大切な機会となります。
人と接し、コミュニケーションをとること。それ自体が立派な学びの場です。
私は、勉強ができることと同じくらい、あるいはそれ以上に「生活ができること」を素晴らしいと感じます。
● 自分でお米が研げる
● 洗濯をして、畳める
● 洗い物や掃除ができる
これらはすべて、自立して生きていくための「力」です。

「助けて」と言える力も、大切なスキル
また、「人に聞く」「質問をする」ということも、生きていく上で非常に重要なスキルです。
にらいかないでは、自習室の予約を自分で行うといった「段取り」の経験はもちろん、学習の中で「わからないことを質問する」「何をすればよいか困った時に先生に声をかける」といったアクションも大切な学びだと考えています。
もちろん、こうしたやり取りが苦手なお子さんもいます。
だからこそ、私たちは個別指導という形を活かし、一人ひとりの歩幅に合わせたステップを大切にしています。
勉強も、生活も、人との関わりも。 お子さんのペースに合わせて、一歩ずつ。
「生きる力」を育んでいけるよう、これからも心に寄り添いながら伴走してまいります 。
個別指導塾にらいかない
久保田