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児童相談所への相談

講師ブログ 児童相談所への相談

読売ジャイアンツの阿部監督が監督を辞任するとのニュースがありました。

色々気なる内容だったので、少しここでも触れさせていただきます。

 

 阿部家の姉妹が喧嘩をして、それを父である阿部さんが叱り止めようとしたが、長女が反抗的だったので、暴力を伴う形で阿部さんが長女を叱り、そのことを長女はDVとして児童相談所に電話で相談したことから、児相は警察へ通報、警察は状況確認に阿部家を訪ね、阿部さんは逮捕され、翌日には監督を辞任ということが、ニュース等で報じられています。

 これに関し様々な意見が寄せられているが、特に気になることは、

①「児童相談所への通報が適切か」に関して、「長女は考えずに通報した」など長女非難する声も少ないが聞こえてくること

②「叱るうえで暴力を伴うことは仕方がない」など暴力的な行為を容認する声が上がっていること

 

これらに関して少し言及してみたいと思います。

①「児童相談所への通報が適切か」

 通報したときは長女は冷静ではなかったのではと推測できますが、DVなどの局面で冷静な状況であることは少なく、非難される言われはないでしょう。

DVに当たるかどうかは、児童相談所が最終的に判断することで、相談として扱い、その後どのように対処していくのかなどは調査を受けてからなので、そもそも通報の是非は問われるものではなく、所管の厚生労働省は、当事者だけではなく周囲にも通報を促して「躾と称した、暴力」の蔓延を抑止していく箏を推奨しています。

 これは、深刻な児童虐待を防ぐ上では重要なことではありますが、子どもは時に試し行為(サイレン)として、こうした告発を行うことはあります。しかし、今回の件では、阿部さん本人が暴力をふるったことを認めているので、通報がなければ、暴力行為が表っ沙汰にならなかったという別の問題が残ることになります。

 

②「叱るうえで暴力を伴うことは仕方がない」など暴力的な行為を容認する

 このことに関しては、学術的な検証は100年前からなされており、暴力を伴うことを許容する問題のほうがはるか大きいことはすでに実証されているので、やや角度を変えて言及します。

 理解させるために暴力を振るうということに関して、『「体罰は許されない」との法規を理解できない方には暴力を振るって理解してもらうことが良いのか?』と別の質問を投げかけると、この問題、また説明する知識が不足していることに気が付いてもらえることが多いですが、皮肉にも今回のケースでは、逮捕という強制力に直面することで、阿部さんは自らの間違いに気が付くことになりました。

 また、躾と体罰の関係では、躾を理由に暴力を肯定することは長らく蔓延しており、今だ払拭できていないことです。

しかし、暴力的に指導することは単純に指導力の欠如、言葉だけで理解を促すことはとても難しいことではありますが、その努力はされてしかるべきで、暴力的な選択肢は許容すべきではないと考えます。 

 今回、このケースを取り上げた中で、最も強調したいことは、①②のような言説を聞き、今、DV等の暴力で危機的状況にある方が萎縮して告発を行えなくなることが最も心配されます。

危機的状況下にある方が、その危機を告発することは非常に難しく、また、今以上に社会的擁護が大きくならねば告発を受ける側も上手く対応できないのが実態と感じます。

 

 子ども達のSOSに上手く対処できず、多くの子どもたちが悲劇にさらされたことは遠い過去のことではありません。

 

個別指導塾にらかない  丸山

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